作業療法士という言葉を耳にして、男性と女性、どちらを思い浮かべますか。
昨今、作業療法士として働く女性は、7割を占めています。リハビリ系の職種において、ここまで女性の割合が大きいのは珍しいのではないでしょうか。
今回はその理由を踏まえつつ、女性にとっては避けられない出産や家庭との両立について、見ていきたいと思います。
作業療法士に女性が多い理由
リハビリに関わる作業療法士ですが、理学療法士に比べ、日々の生活に関わるような訓練が数多くあります。
例えば、裁縫や料理といった作業があるので、女性の方が強みが活かせる、向いている職業と言えます。
そして、女性に配慮された職場環境が整いつつあることも、女性が作業療法士として働きやすい要因です。
女性にとって働きやすい仕事か?
出産の前後
女性が作業療法士として働く上で、子供の出産に直面する人は多いのではないでしょうか。
ですが、女性に配慮された職場は増えつつあり、産休の取得を認めてくれる事もあります。
働く場所がリハビリ施設や病院であれ、職場を選ぶ上で、産休の取得の有無などを確かめる必要があります。
家庭との両立
仮に、産休を取得せずに退職しても、作業療法士としてもう一度働きたいと思っても、家庭との両立が気がかりで、一歩が踏み込めない人も多いのではないでしょうか。
ですが、作業療法士としての仕事の内容は幅広く、その分、働ける場所はたくさんあります。女性の割合が元から高い事もあって、出産と同じように、家庭との両立を考慮してくれる職場も多いので、やはりその辺りも注意して、復職する際に職場を選ぶ必要があります。
女性の作業療法士の口コミ
①引越しや三度の出産をしても、その時の状況に合わせながら職場を変えて働き続けた。
②出産した後も作業療法士として働きたくて、状況に合わせてパートとして働いた。
まとめ
作業療法士に女性が多いのは、リハビリに女性ならではの強みを活かすことが、出産や家庭に考慮された職場が増えていることに起因します。
作業療法士の需要は高いので、その助けを求める職場は数多く、女性にとっては、自身のその時の状況に見合った働き場所を探せる選択肢が増えました。
ですので、職場選びに注意しつつ、女性であることに気負わずに、患者さんに寄り添いながら作業療法士として働く事が、求められているのではないでしょうか。
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